食生活でキレイに? 気になるマクロビの考え方と効果とは
マクロビオティックとは?
「マクロビオティック」は“美容によい”“体質改善効果が期待できる”ということから、近年、女性を中心に注目を浴びている食事法のひとつ。
マクロビオティックが普及する以前のダイエットといえば、過酷な努力やムリな食療法など、どこかしら不健康さがつきまとうものでした。
それが、健康な状態を維持したまま苦労せずに内側からキレイになれるとしたらどうでしょう?
そんな食事法と美容法を合わせもつ魅力から、ハリウッドスターやスーパーモデルの間で実践者が増えたのがブームのきっかけと言われています。
国内でも、すでにたくさんの方が実践されていて、「始めてから体の調子がすこぶるよくなった」といった体験談を耳にすることも多くなりました。
その反面「なんだか難しそう」「続けられる自信がない」といったイメージをお持ちの方も多いようです。
ナチュラルな生活にあこがれ、美容や健康にも気をつかいたい。
そんな女性の志向にぴったりなマクロビオティック。
あなたもちょっと気になりませんか?
日本発祥のシンプルな食事法
マクロビオティック、略してマクロビ。
その名前から、海外が発祥だろうと思っていませんでしたか?
ところが実は日本発祥の食事法。
食文化研究家の桜沢如一(さくらざわ ゆきかず)氏が1930年代に考案したものなんです。
海外で普及した後、食と健康の関係が改めて見直されるようになった日本に逆輸入されたことで、広く知られるようになりました。
「マクロビは難しそう」という声もありますが、基本はとてもシンプルなのです。
それはマクロビのキーワードとも言われている「身土不二(しんどふじ)」「一物全体(いちぶつぜんたい)」という言葉にも現れています。

「身土不二」とは、自分の暮らす土地で採れた旬のものを食べる、という意味の言葉です。
単に気候に合わせて育ったものを新鮮なうちに食べるという意味ではありません。
夏野菜なら体を冷やす、冬野菜は体を温めるといった働きのものがたくさんあります。
季節によって変わる体の状態に合わせ、体調を整えてくれる働きがあるもの食べましょうという考え方でもあるのです。
そして「一物全体」とは、野菜は皮をむかず、ニンジンや大根なら葉まで丸ごと食べるという考え方です。
丸ごと食べることによって、これまで廃棄していた部分に隠れていた栄養をしっかり取れますし、環境への配慮にもつながりますね。
どんなものをどうやって食べるの?
丸ごと食べるためにも、できるだけ有機農法の野菜がよいとされています。

基本的には、玄米や雑穀、全粒粉のパンやそばなどを主食に、豆類、そしてビタミンやミネラルが豊富な野菜、ほかにも海藻をとるようにすること。
たとえば、
玄米ご飯とワカメと豆腐の味噌汁。
野菜の漬け物や煮物。
というように、主食、汁物、副菜と、まさに昔ながらの和食を手本にしたような構成が推奨されています。
ほかにも
調味料に使う油は植物性のものを使用する。
香辛料やアルコールは控えめにする。
白砂糖はなるべく使用せず、てんさい糖や麦あめなどを使う。
といったことにも注意を払います。
このように食材を選ぶときのおおまかな目安はありますが、「これを食べなさい」とか「これは食べてはいけない」と押しつけるような決まりはなく、肉類や乳製品も必要な分は取るようにします。肉類は一切食べないベジタリアンと勘違いされがちですが、そんなことはありません。
ひとつだけ、食べる際に忘れてはならない考え方があります。
それはしっかりとよく噛んで食べるということ。
咀嚼をすることで満腹感が得られ、消化や吸収率を高めるなど、体にとって多くのメリットを得られるからなんです。

まず、楽しめる範囲で実践してみる
マクロビがどんなものなのかを少し知っただけでも、取り入れてもよさそうなポイントがいくつもあると思いませんか?
食事の内容は野菜中心でシンプルなものにする。
なるべく玄米を食べる。
よく噛んで食べる。
これらを取り入れれば、便秘解消、減量、生活習慣病予防といった変化はいかにも期待できそうですね。
美容に直結する方法として女性に人気があることもうなずけます。
ついつい味の濃いもの、ファストフードやスナック菓子を食べる習慣が身についてしまって、栄養のバランスをコントロールできずにいるのなら、マクロビを取り入れてみる価値はあるかもしれません。
一方で、マクロビを長く実践していると、人によって考え方への解釈や取り組み方に個人差が出てきます。
基本には「食べてはいけない」とされた食材はないはずなのに、肉も魚も食べない、外食は一切してはいけない……と、自分たち独自のルールを作ってしまう。
絶対に体によいことをしているのだという意識が先立って、周りのことが見えなくなってしまう。
そんなこともあるようです。
頑張りすぎた結果、栄養不足に陥っているのに、健康によいはずだから大丈夫と取り返しのつかないことになる人。
異なる考えの人を自分のルールで縛ろうとして周囲との付き合いでトラブルを起こす人。
元来、有意義で幸せになるためものが、それではすべて台なしですよね。
まずは自分の体の調子をしっかり観察しながら、自分が無理なく実践できる範囲で、気負わずに取り入れていくのがよいのではないでしょうか。
本記事はマクロビに関しての概略をひとつの情報としてまとめたものです。効能を保証するものでも体質改善のために実践を奨励するものでもありません。ご了承ください。
